***
「嬉しい」
彼女がそう涙ながらに呟いた。
嬉しいのは、こちらの方だ。彼女の手を握りながらエーリッヒは目を細めた。
「…ご両親の挨拶は、どうしましょう」
「あっそうか、そうだね。私もエーリッヒのご家族に挨拶しないと」
「日程、決めましょう」
「うん」
式はどちらの国が良いだろうか。ミハエルとシュミットに言ったらどちらの国でもやれば良いとか言われそうだ。苦笑いするしかない。しかも彼らはお金もカンパしてきそうで怖いところである。
彼女の薬指をなぞりながら、エーリッヒは口を開いた。
「受け入れてくれて、僕のほうが嬉しいです。…ありがとうございます」
彼女の薬指にはまっている指輪が買ったときよりもキラキラしているように、見えた。
「嬉しい」
彼女がそう涙ながらに呟いた。
嬉しいのは、こちらの方だ。彼女の手を握りながらエーリッヒは目を細めた。
「…ご両親の挨拶は、どうしましょう」
「あっそうか、そうだね。私もエーリッヒのご家族に挨拶しないと」
「日程、決めましょう」
「うん」
式はどちらの国が良いだろうか。ミハエルとシュミットに言ったらどちらの国でもやれば良いとか言われそうだ。苦笑いするしかない。しかも彼らはお金もカンパしてきそうで怖いところである。
彼女の薬指をなぞりながら、エーリッヒは口を開いた。
「受け入れてくれて、僕のほうが嬉しいです。…ありがとうございます」
彼女の薬指にはまっている指輪が買ったときよりもキラキラしているように、見えた。
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